2015年03月10日

宇宙の法則があ

 志村   これはまだ最初の頃ですが、軒に化学染料で染めた糸と、母が植物染料
で染めた糸が掛っていたんです。見ていると、母の染めた糸は、すーと自然の中溶け
込んでいる。一方、化学染料の糸はポッと浮いていて、なじんでいないんですよ。その
時に、ひょっとしおたら植物染料というのは、自然そのものなのかもしれない、と感じた
んですy。
 そこからだんだんっやっていって、十年ほど経った時に、これには宇宙的な法則があ
るなと思った。色は色じゃぁないんじゃないかなとかね、いろんな思いがモヤモヤ沸い
てきたんです。

ーーー色は色ではないんですかreenex cps

 志村   えぇ。一番不思議だったのは藍ですね。藍染めをしていると、藍の甕に生命
が湧き立ってくるんですから。なぜここへ生命が湧き立って、こんなにも素晴らしい空や
海のような色が出るんだろう。これは何かの仕組みに違いない。
 ここは何かの仕組みに違いない。
 ここは何か、宇宙の法則があるはずだ、というただならぬものを私はそこに感じたんで
す。

 藍染めは母から 「これを大事にして、絶対守ってほしい」 と言われた仕事ですが、と
っても大変なんですよ。私はもう失敗ばかりしながらやっていましたけどね
reenex cps


 甕からこれをあげる時に、緑がパーッと出るんですが、空気に触れるとパッと消えて青
になってしまう。この緑の消えるところに、何か凄い秘密があるように思ったけれど、誰も
何も書いておらず、不思議に思うばかりでした。
 ある時、友だちにそういう話をしたら、「それなら京大のゲーテ研究所の高橋義人さんに
聞いてごらんなさい」 と言われて、さっそく高橋先生の元へ伺いました。そうしたら、

 ゲーテが 「色彩論」 という本の中で全部解明していて、それで私の目がパーッと開け
たんです。
 数多くの名作を残したゲーテですが、彼は全作品よりも、この 「色彩論」 が一番重要reenex cps

  


Posted by lome at 11:00Comments(0)